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1日目 2月22日(水) いきなり出会ったアフガニスタン人
午前9時、成田空港第2ターミナルに到着。初めての成田空港にまず大ハシャギする3人。空港に入り最初に目に入ったのは埴輪(はにわ)だった。 「埴輪があるよ!すげぇ!!さすが成田空港!!」 何も面白くない埴輪1つで興奮する20歳の男3人は、とりあえず空港内をうろうろ歩き回り、朝マックを買い休憩。 散々時間を潰した後、航空券を受け取りに行くと、航空会社のお姉さんが 「お客様の乗るAI305は大変混み合ってまして、1人が別の席となってしまいました」 やられた。さっさと航空券を受け取ればよかった。後悔してももう遅い。 いろいろ話し合った結果、私が別の席になった。 飛行機に乗り込み、エコノミークラスの狭ーい座席に座り、無事離陸成功。 離陸してまもなく、隣の中東系の顔をしたおじさんが突然 「Are you Japanese?」 と話しかけてきた。突然の出来事に動揺しながらも 私「イ、イエース」 と応えると、
「アルファベット?」 「A,B,C, , , in Japanese.」 どうやら平仮名の事を言っているようだ。 「 Write here,please.」 おじさんの用意した紙に私の超下手な字で平仮名を「あいうえお、かきくけこ・・・」と全部書き、隣に読み方をローマ字で書いてあげると 「Thank you 〜 !!」 と喜んでくれた。私も嬉しい。なんとなく仲良くなれたこのおじさんの名前はサイド・カシム・ハシェミさん。 「えーと、フェア アー ユー フロム?」 「Afghanistan.」 「アフガニスタン!?」 まさかアフガニスタンの人に出会うことがあるなんて夢にも思っていなかった。 話を聞いてみると、どうやらカシムさんは大学の先生か何かとても偉いことをやっているらしく、日本にはもう13回も来ているらしい。 成田からの直行便が無い為、成田→バンコク(タイ)→ニューデリー(インド)→カブール(アフガニスタン)と苦労しながら帰国すると言っていた。 だがそんな事は実際どうでもよく、私にとってはカシムさんとの会話のキャッチボールを成立させることに必死だった。 私「Where did you go in Japan?」 カシムさん「スィングワ!」 「渋谷?」 「No!スィングワ!」 「新宿?」 「No!スィングワ!」
「あー、すぃんぐわー・・・」すぃんぐわってどこだろう?なんかもうどうでもいいや。と思ったら今度はカシムさんから質問が。 「What's your occupation?」 (オキュペーションってどういう意味だっけ?うーん、大学受験のとき覚えたんだけどなぁ・・・) occupationの意味の正解は「職業」なのだが、全く分からなかった私の応えは 「Sightseeing(観光)」 私がバカであるという事に気づいたカシムさんは流暢な英文を使うのをやめ、単語を並べて私とコミュニケーションするようになった。 「バンコク、ベリーホット!」 「イエース、アイノウ。ジャパン、コールド、ナウ」 「アフガニスターン、マイナース!」 「オーウ!ベリーコールド!」 私の中学生レベルの英語に合わせて会話してくれたカシムさん。本当にいい人だった。最後にメールアドレスを交換して、一緒に写真まで撮った。 本当に会えてよかった。「すぃんぐわ」の意味は分からなかったけどね。
6時間のフライトを終え、現地時間午後4時頃バンコクのドンムアン国際空港に到着。私達を迎えていたものは気温35℃の暑さ。ホントにタイに来たのだという実感が沸いた。まずは今夜泊まる宿を探さなければならないのでタクシーに乗りカオサン通りへ行くことに。 しかしこのタクシーがまず私達を驚かせてくれた。 片道3車線も4車線もある道路。高速道路も一般道路も大して変わらない。どの車も80キロほどのスピードで飛ばしている。 しかし私達の乗ったタクシーは平均110キロものスピードで右に左に回りながら周りの車を追い抜いて進むのだ。 助手席に乗った私はスリル満点。さながら頭文字Dを生で見てる感じ。 大迫力の1台カーチェイスを終えカオサン通りに到着。ここは裏道にまでびっしり安宿が並び世界中のバックパッカーが集まる熱気あふれる通り。 偽ブランドの衣類や偽学生証を売っている露店、土産物屋、旅行代理店などが立ち並び、どこの店も暑苦しいほどの活気がある。 通りのちょうど真ん中で見つけた宿の名は「カオサン・パレス」。エアコン、ホットシャワー、テレビ有りの部屋で3人部屋1泊1100B(3300円)。1人366B(1100円)。 かなり高くて贅沢な部屋だが、初日ということで早く宿を確保したいという気持ちが強かった為ここに泊まった。
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