メガネ3人西伊豆旅行記






2008年2月。大学卒業を控え、地元の友人と一緒に「西伊豆町」という国へ旅行に行ってきました。

「西伊豆町」は伊豆半島の西部に位置する国で、日本人ならパスポートもビザも無くても入国できます。 しかも大半の場所で日本語が通じます。





一泊二食8,000円の民宿に泊まりました。

宿の女将さんの声が大山のぶ代に似ていて、旧ドラえもんと会話をしているのかと錯覚してしまう事が多々ありました。





女将さんは常にハイテンションで、うっとうしい程に大声を張り上げて私達を盛り上げてくれました。

おかみ 「いらっしゃ〜い!ずいぶん遅かったじゃないの〜!」

私 「いやぁー東名で事故があったみたいで渋滞に巻き込まれちゃって」

「うちはお風呂が2つあるんだよ!」

話振っといて聞いてません。





「お風呂に入るかい?ご飯にするかい?お腹空いてるだろ。ご飯がいいかな?」

「お風呂に入りたいです」

「ご飯かい?ご飯だね?」

「あ、いや、お風呂に・・・」

「今すぐご飯用意するから!」

遅れてきた事を恨んでいるのかもしれません。







夕食は予想以上に豪華でボリューム満点で、それはそれは大満足でした。



金目鯛と一緒にご主人が登場。

主人 「お〜若いね〜。学生さんかい?」

私 「はい。大学生です。4年です」

おかみ 「これが金目鯛!最上級の金目鯛だよ!」

「就職は決まってるのかい?」

「こっちがヒラメ!」

「一応就職できたんで、今春休みです」

「これはマグロの中落ち!」

「いいねぇ学生さんは時間があって。うらやましいよ」

「まぁでもそんな生活ももうすぐ終わ・・・」
「ごはん足りなくなったら呼びな!おかわりはたくさんあるから!!」

女将さんが会話をさせてくれません。





夕食後はいよいよ楽しみにしていた温泉です。

「内風呂と露天風呂があるよ!若い人には露天風呂が人気だね!」

「そうですか。じゃあ露天風呂行きます」

「そうしな!若い人には露天風呂が人気だね!」

「どちらにお風呂あるんですか?」

「内風呂はここの廊下まっすぐだよ!露天風呂はそこ出て右!若い人には露天風呂が人気だね!」

「はい。そうですよね」

「若い人には露天風呂が人気だね!」

同じセリフを繰り返すその姿はドラクエに出てくるキャラクターのようです。











朝食も豪華でボリューム満点で、それはそれは大満足でした。

これで8,000円は超お得です。





「春になったらまた来な!この辺一体の桜が満開になるんだよ!」

「へぇー。じゃあ必ずまた行きますよ」

「この辺の山の桜がね、満開になるんだよ!」

「いいですねー」

「ここらの桜の木がね、満開になるんだよ!」

「はぁ」

「春になったら桜が・・・」

人情溢れる、と言うか溢れすぎてダム決壊レベルの暖か民宿でした。

リピーターになりそうです。





「ほら、これ持っていきな!」

女将さん、3人で来てるのにみかんを5個もありがとう。





桜が満開になったらまた行きます。








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